こんにちは、鯨井貴博@opensourcetechです。
その1からの続きです。
⑬データベース(mysql-server)のインストール
yum install mysql-server
⑭Mysqlの設定
/etc/my.cnfを編集に以下の内容を追加します。
innodb_rollback_on_timeout=1
innodb_lock_wait_timeout=600
max_connections=350
log-bin=mysql-bin
binlog-format = 'ROW'
⑮Mysqlの起動
service mysqld start
また、chkconfig mysqld onで自動起動設定をしておきます。
なお、何かしらの原因でmysqldがうまく起動できなかった場合は、
「mysqlの完全削除方法」で復旧出来ます。
⑯cloudstack-management(管理サーバ)のインストール
yum install cloudstack-management
なお、依存関係が多く、結構時間を要します。
⑰データベースのセットアップ
cloudstack-setup-databases cloud:password@localhost --deploy-as=root
⑱管理サーバのセットアップ
cloudstack-setup-management
⑲システムテンプレートのセットアップ
今回はホスト(ハイパーバイザー)としてKVMを使っていますので、
http://jenkins.buildacloud.org/view/4.4/job/cloudstack-4.4-systemvm64/にある
systemvm64template-4.4-2014-09-30-kvm.qcow2.bz2を取得します。
/usr/share/cloudstack-common/scripts/storage/secondary/cloud-install-sys-tmplt -m /secondary -u
⑳cloudstack-agentのインストール
ホスト(KVM)をコントロールするcloudstack-agentをインストールします。
yum install cloudstack-agent
㉑libvirtdの設定変更
libvirtは、cloudstack-agentの依存関係にてインストールされているので、/etc/libvirt/libvirtd.confにて設定変更を行います。
listen_tls=0
listen_tcp=1
tcp_port="16509"
mdns_adv=1
auth_tcp="none"
また、/etc/sysconfig/libvirtdにも変更を行います。
LIBVIRTD_ARGS="--listen"
㉒libvirtdの再起動
既に起動しているので、再起動し設定を読み込ませます。
service libvirtd restart
㉓iptablesの設定変更
ホスト(KVM)で使用するポートを許可します。
具体的には、
TCP1798、TCP16509(libvirt)、TCP5900-6100(VNC console)、TCP49152-49216(libvirt libe migration)となります。
㉔CloudstackへのWebアクセス
ここまで多くの手順を行ってきましたが、
ようやくCloudStackを利用出来ます。
利用方法は、ブラウザからのWebアクセスとなります。
http://cloudstackのIPアドレス:8080/clientとすると、
以下のようにログイン画面が表示されます。
長いインストール手順だっただけに、個人的には表示された時にちょっと感動しました(笑)
デフォルトでは、
ユーザー名:admin、パスワード:passwordでログイン出来ます。
Cloudstackに関する説明があるので、
とりあえずスキップして、WebUIから各種設定等を行えば、
IaaS(Infrastracture as a Service)が構築出来ます。