Opensourcetechブログ

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Ubuntu 24.04 LTSがリリースされたので、早速インストールしてみる♪

LinuCエヴァンジェリスト・Open Source Summit Japanボランティアリーダー鯨井貴博@opensourcetechです。


はじめに
Ubuntu 24.04 LTS(Noble Numbat)がリリースされたので、
ひとまずインストールしてみます♪

なお、Noble:気高い、Numbat:気高い白アリを食べるための長い鼻と強い鉤爪を持つ小さいオーストラリアの有袋類 とのことです。



ISOイメージの取得
Desktop用(GUIあり)・Server(GUIなし)・Raspberry Pi用などのISOイメージが用意されてますが、
今回は"Server"を使います。
https://ubuntu.com/download/server




システム要件
沢山あるのに越したことはないですが、
最小1GHz CPU・メモリー1GB・ストレージ5GBでいいのでかなりコンパクトですね♪
 

24.04 LTSの更新点

Linux 6.8 kernel with low latency kernel features enabled by default
Frame pointers enabled by default for the majority of packages on x86 architectures
Rust 1.75, .NET 8 and OpenJDK 21 with TCK certification in addition to other toolchain upgrades
64-bit time_t by default on armhf to address the year 2038 issue
AppArmor-enforced unprivileged user namespaces restricted by default

デフォルトで有効になっている低遅延カーネル機能を備えた Linux 6.8 カーネル
x86 アーキテクチャ上の大部分のパッケージでデフォルトで有効になっているフレーム ポインター
Rust 1.75、.NET 8、OpenJDK 21 (TCK 認定付き)、およびその他のツールチェーンのアップグレード
2038 年問題に対処するため、armhf ではデフォルトで 64 ビットの time_t が使用されます
AppArmor によって適用される非特権ユーザーの名前空間はデフォルトで制限される


リリースノート

その他、XZ-utilsなどのセキュリティ周り、apt(レポジトリの記述方法など)なども更新されてますね。
※PostgreSQLも16.2が入る模様




XZ-utils関連については、以下など参照ください
トーバルズ氏が語った「XZ Utils」バックドア問題、AIの誇大宣伝
「XZ Utils」のバックドア問題--オープンソースのセキュリティを考える/


インストールする
Virtualbox上のVM(仮想マシン)にインストールします。
VMのスペックは、以下としました。

CPU:2  
メモリー:2GB(2048MB)  
ストレージ:25GB 



ということで、VMの起動。


インストールに使用する言語の選択。

キーボードレイアウトの選択。
※Japaneseとしました


インストールタイプの選択。
※Ubuntu Serverとしました


ネットワークの設定
※IPv4のみ(DHCP)としました


プロキシアドレスの指定
※未指定としました

アーカイブミラーの設定
※デフォルトのまま


アーカイブミラー = 以下のようなパッケージなどの置き場所(レポジトリ)
http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/


ストレージ(パーティション・LVM・暗号化など)の設定
※デフォルトのまま




プロファイル(サーバ名・ユーザ名・パスワードなど)設定

 
Ubuntu Pro(有償サポート)の有効化
※無効にしてます


OpenSSHサーバの設定
Install OpenSSH serverにチェックをいれた



追加パッケージの選択
※今回はなしにしてます


インストールプロセスの開始
※ログ見ながら見守るべしw



再起動
Reboot NOWをクリック


インストール完了♪

Opensourcetech by Takahiro Kujirai