LinuCエヴァンジェリストの鯨井貴博@opensourcetechです。
Ubuntu 20.04 LTSが稼働するPCに搭載したRAIDボードを用いたRAID1の構築に関するメモです。
AREA SD-PESA3-2RL/Marvell9128という、ちょっと古めのRAIDボード(RAID0/1対応)を使ってます。
物理的には、SATA用の電源を4ピンから取得し、250GBのHDD×2をRAIDボードとSATA3ケーブルで接続してRAID1を構築します。
まず、RAIDを設定するメニューをBIOS起動に割り込んで立ち上げます。
以下の画面になった際に、ctrl+mを押します。
起動したMervell BIOSで、「Marvell 0」とあるのがRAIDコントローラ(ボード)でENTERを押し、
Configuration Wizardと進みます。
続いて、それぞれのHDDを選択した状態で、Spaceを押しRAID対象とします。
そして、RAIDの種類を選択し、構成を確定します。


設定が完了したら、Marvell BIOSを終了するため、構成を保存します。


設定完了後PCが起動されると、起動中に構成されたRAID情報が短い時間ですが、表示されます。
ここまででRAIDボードの操作は完了。
あとは、Ubuntuで通常のストレージと同じように、
パーティション/ファイルシステムを作成して、マウントしてやればOKです。
ディスク情報の確認。
sudo fdisk -l [sudo] ubuntu のパスワード: . . . ディスク /dev/sdc: 232.83 GiB, 249975406592 バイト, 488233216 セクタ Disk model: MARVELL Raid VD 単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト) セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
パーティションの作成。
ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo fdisk /dev/sdc
fdisk (util-linux 2.34) へようこそ。
ここで設定した内容は、書き込みコマンドを実行するまでメモリのみに保持されます。
書き込みコマンドを使用する際は、注意して実行してください。
デバイスには認識可能なパーティション情報が含まれていません。
新しい DOS ディスクラベルを作成しました。識別子は 0xcf5bfa05 です。
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdc: 232.83 GiB, 249975406592 バイト, 488233216 セクタ
Disk model: MARVELL Raid VD
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xcf5bfa05
コマンド (m でヘルプ): m
ヘルプ:
DOS (MBR)
a 起動可能フラグを切り替えます
b 入れ子の BSD ディスクラベルを編集します
c DOS 互換フラグを切り替えます
一般
d パーティションを削除します
F パーティションのない領域を一覧表示します
l 既知のパーティションタイプを一覧表示します
n 新しいパーティションを追加します
p パーティション情報を表示します
t パーティションタイプを変更します
v パーティション情報を検証します
i パーティションの情報を表示します
その他
m このメニューを表示します
u 表示項目の単位を変更します
x 特殊機能に移動します (熟練者向け機能)
スクリプト
I ディスクのレイアウトを sfdisk 互換のスクリプトから読み込みます
O ディスクのレイアウトを sfdisk 互換のスクリプトに書き出します
保存と終了
w パーティション情報をディスクに書き込んで終了します
q 変更点を保存せずに終了します
新しいラベルを作成します
g 新しい (何もない) GPT パーティションテーブルを作成します
G 新しい (何もない) SGI (IRIX) パーティションテーブルを作成します
o 新しい (何もない) DOS パーティションテーブルを作成します
s 新しい (何もない) Sun パーティションテーブルを作成します
コマンド (m でヘルプ): n
パーティションタイプ
p 基本パーティション (0 プライマリ, 0 拡張, 4 空き)
e 拡張領域 (論理パーティションが入ります)
選択 (既定値 p):
既定の回答 p であるものとみなします。
パーティション番号 (1-4, 既定値 1):
最初のセクタ (2048-488233215, 既定値 2048):
Last sector, +/-sectors or +/-size{K,M,G,T,P} (2048-488233215, 既定値 488233215):
新しいパーティション 1 をタイプ Linux、サイズ 232.8 GiB で作成しました。
コマンド (m でヘルプ): p
ディスク /dev/sdc: 232.83 GiB, 249975406592 バイト, 488233216 セクタ
Disk model: MARVELL Raid VD
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xcf5bfa05
デバイス 起動 開始位置 最後から セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sdc1 2048 488233215 488231168 232.8G 83 Linux
コマンド (m でヘルプ): w
パーティション情報が変更されました。
ioctl() を呼び出してパーティション情報を再読み込みします。
ディスクを同期しています。
ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo fdisk -l /dev/sdc
ディスク /dev/sdc: 232.83 GiB, 249975406592 バイト, 488233216 セクタ
Disk model: MARVELL Raid VD
単位: セクタ (1 * 512 = 512 バイト)
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスクラベルのタイプ: dos
ディスク識別子: 0xcf5bfa05
デバイス 起動 開始位置 最後から セクタ サイズ Id タイプ
/dev/sdc1 2048 488233215 488231168 232.8G 83 Linux
ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo parted -l
.
.
.
モデル: ATA MARVELL Raid VD (scsi)
ディスク /dev/sdc: 250GB
セクタサイズ (論理/物理): 512B/512B
パーティションテーブル: msdos
ディスクフラグ:
番号 開始 終了 サイズ タイプ ファイルシステム フラグ
1 1049kB 250GB 250GB primary
ファイルシステムの作成。ext4にしました。
ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo mkfs -t ext4 /dev/sdc1
mke2fs 1.45.5 (07-Jan-2020)
Creating filesystem with 61028896 4k blocks and 15261696 inodes
Filesystem UUID: 7de4f67b-a79b-44f5-ad2b-4dd177e412ab
Superblock backups stored on blocks:
32768, 98304, 163840, 229376, 294912, 819200, 884736, 1605632, 2654208,
4096000, 7962624, 11239424, 20480000, 23887872
Allocating group tables: done
Writing inode tables: done
Creating journal (262144 blocks):
done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
マウントポイントの作成。
ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo mkdir /raid1
マウント。
起動時にマウントできるように、/etc/fstabも編集しておきます。
ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo mount -t ext4 /dev/sdc1 /raid1 ubuntu@ubuntu-desktop:~$ mount . . . /dev/sdc1 on /raid1 type ext4 (rw,relatime) ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo vi /etc/fstab ubuntu@ubuntu-desktop:~$ cat /etc/fstab . . . /dev/sdc1 /raid1 ext4 defaults 0 1 # /boot/efi was on /dev/sda1 during installation . . .
続いて、Ubuntu上から使いやすくするための細工。
ファイルマネージャから操作しやすいように、作成したパーティションをユーザのホームディレクトリとリンクします。
ubuntu@ubuntu-desktop:~$ ln -s /raid1/ /home/ubuntu/レイドアレイ ubuntu@ubuntu-desktop:~$ ls snap テンプレート ドキュメント ピクチャ レイドアレイ ダウンロード デスクトップ ビデオ ミュージック 公開 ubuntu@ubuntu-desktop:~$ sudo chmod 777 /raid1/
これでRAID1の構築完了です。