こんにちは、LinuCエバンジェリストこと、鯨井貴博@opensourcetechです。
先日、Zabbixの新バージョン 5.0 LTSがリリースされました。
https://www.zabbix.com/jp/whats_new_5_0
更新内容は、以下のようにたっぷりあります(ここではそれぞれの解説はしませんが)。
https://www.zabbix.com/jp/release_notes
なお この記事では、Docker向けのコンテナを使って、たったコマンド2つでZabbix環境を構築してみます。
前提条件
予めDockerコンテナを利用する環境が整っている前提としますので、
ない方は、以下を参考に環境を整えてください。
Get Docker | Docker Documentation
Install Docker Toolbox on Windows | Docker Documentation(Hyper-Vが動かないWindows10 Homeの方はこっち)
Zabbixの構築
早速、Zabbix 5.0 LTSの構築といきましょう。
使うのは、Dockerコンテナ。
いくつか種類がありますが、今回は以下の「zabbix-appliance」というオールインパッケージを使います。
https://hub.docker.com/r/zabbix/zabbix-appliance
※zabbix-appliance」以外のコンテナもここから確認できます。
https://www.zabbix.com/documentation/5.0/manual/installation/containers
dockerコマンドが操作できるような状態にして(私の場合はDocker toolbox)、
「docker pull zabbix/zabbix-appliance」(コンテナイメージの取得)。
続いて「docker run --name zabbix-appliance -t -p 10051:10051 -p 80:80 -p 443:443 -d zabbix/zabbix-appliance:latest」でコンテナの起動。
なお、今回構築した環境だと、コンテナ環境があるホストOSのみからしか Zabbixにアクセスできません。
そのため、他のPCからの管理画面へのアクセスや監視対象のデバイスからのデータ受付などはコンテナと外部を接続するための設定が必要となるので、ご注意ください。