こんにちは、LinuCエバンジェリストこと、鯨井貴博@opensourcetechです。
今回は、車載用Linuxである「Automotive Grade Linux」を使ってみます。
Automotive Grade Linuxの入手
Automotive Grade Linuxは、以下から入手できます。
https://wiki.automotivelinux.org/agl-distro/release-notes#latest_stable_release
ソースコードや幾つかのプラットホーム(Board Name)用のものが用意されています。
今回はこの中から、QEMU(x86 64bit)をVirtualboxで起動します。
仮想マシンの作成(Virtualbox)
ダウンロードしたファイル(.vmdk)を用いて仮想マシンを作成します。
名前(任意)・タイプ(Linux)・バージョン(Other Linux 64-bit)を選択。
メモリーはとりあえず、2GB(2048MB)としました。
最後に、取得したファイル(.vmdk)を使用するとすれば仮想マシンの作成は完了です。
完成!
仮想マシンの起動
Automotive Grade Linuxが起動すると、以下のようなホーム画面が表示されます。
電話(PHONE)・音楽プレイヤー(MEDIAPLAYER)・カーナビ(NAVIGATION)・ダッシュボード(DASHBOARD)・ラジオ(RADIO)・空調(HVAC)・設定(SETTINGS)というアイコンが配置されています。
上部にはタブも用意されています。
注意:PCのVirtualbox上だと マウスポインタが表示されず操作しづらいですw
ポインタがこの辺りにあるだろうと勘を働かせながらクリックして、各アイコンをクリックしてみます。
上部のMEDIAPLAYER
上部のHVAC
上部のNAVIGATION
※何も表示されませんでした。
DASHBOARDアイコン
いい感じのデザインですね!
RADIOアイコン
SETTINGSアイコン
PHONEアイコン
感想
実車上で動作させているわけではないので、起動させて触ってみるだけではありましたが、漠然としていたAutomotive Grade Linuxの姿を感じることが出来たいい機会でした。
また、実物のAGLを見て・触ってみたくなってきたので、今年7/17 - 7/19 虎ノ門ヒルズで開催されるAutomotive Linux Summitを楽しみにしていこうと思います。
※Open Source Summitも同時開催されます。
Automotive Linux Summit
https://events.linuxfoundation.jp/events/automotive-linux-summit-2019/
Open Source Summit(上記と同時開催)
https://events.linuxfoundation.jp/events/open-source-summit-japan-2019/
おまけ:2018年 Automotive Linux Summitの様子