こんにちは、鯨井貴博@opensourcetechです。
今回は、Forensicsツールがいっぱい詰まったDeft Linuxを使って、
pdfcrack(PDFファイルのパスワードクラック)を行ってみようと思います。
なお、Deft LinuxはUbuntuベースで作成されているので、
非常に使いやすい印象を受けました。
使用するDeft Linuxのイメージは、http://www.deftlinux.net/から入手します。
それをvirtualbox上の仮想マシンから起動します。
そして、今回の餌食となるPDFファイルを
LibreOffice Writerからエクスポートして
閲覧パスワード・権限パスワードを設定し、作成します。
スタートメニューより、
DEFT > Password recovery > pdfcrackとして起動します。
起動すると、端末上からpdfcrackが操作出来るようになっています。
さて、いよいよ実行です。
まずは閲覧パスワードから解読します。
pdfcrack -f 対象ファイルのパス
すると、閲覧パスワード(user-password)が「open」という文字列であることが、
解読出来ました。
実際に開いてみると、確かに開くことが出来ます。
また、権限パスワード(owner-password)については、
pdfcrack -f 対象ファイルのパス --password=閲覧パスワード -oとすれば、
解読出来ます。
PDFファイルのパスワードを忘れてしまったなどの場合に、
役に立ちそうなツールですね。