こんにちは、鯨井貴博@opensourcetechです。
本日は、
Nginxの最新版1.7.3をCentOS7へソースパッケージインストールしてみようと思います。
なお、CentOS7のインストールについては、その1、その2、その3、Netinstall編を参照下さい。
まずは、パッケージのダウンロード。
http://nginx.org/en/download.htmlから、nginx-1.7.3.tar.gzを入手します。
しかし、最小限インストールではwgetは無いので、
yumでインストールします。
yum install wget
無事にソースパッケージ取得出来ました。
wget http://nginx.org/download/nginx-1.7.3.tar.gz
続いて、ダウンロードファイルの解凍・展開をします。
tar zxvf nginx-1.7.3.tar.gz
また、
nginxのインストール及び動作に必要なパッケージもインストールしておきます。
yum install gcc zlib* pcre* openssl*
続いて、configureスクリプトを実行し。
Linux内の環境調査をした結果をMakefileへ書き出します。
./configure --with-http_ssl_module
なお、SSLモジュールはオプションとなっておりますので、
今回は--with-http_ssl_moduleを追加しています。
他のオプションモジュールは、
http://wiki.nginx.org/Modulesでチェック出来ます。
作成されたMakefileを念の為、チェック!
そして、makeにてコンパイル。
make installにて、インストールします。
/usr/local/nginx/sbin/nginx -Vとすると、
ソフトウェア情報がが確認出来ます。
バイナリーや設定ファイル・ドキュメントなどは、
デフォルトでは/usr/local/nginx配下のディレクトリに配置されます。
デフォルト設定のまま起動出来そうなので、
さっそくnginxを起動してみます。
/usr/local/nginx/sbin/nginx
また、ps aux | grep nginxとしてプロセスの稼働を確認します。
あとは、iptables(ファイアーウォール)の設定追加。
iptables -I IN_public_allow 2 -p tcp --dport 80 -m state --state NEW -j ACCEPT
設定追加の確認。
iptables -L --line-numbers
なお、iptablesのルール詳細についてはこちらを参照下さい。
そして、クライアントのブラウザからアクセスすると、
以下のようにコンテンツ(/usr/local/nginx/html/index.html)が表示されます。
また、/usr/local/nginx/sbin/nginx -s stopとすると、
nginxを停止出来ます。