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nginxによるWebサーバの構築 on CentOS7(on virtualbox)

こんにちは、鯨井貴博@opensourcetechです。

 

今日はCentOS7上にNginxをインストールし、

Webサーバとして使用してみようと思います。

 

ただWebサーバ作るだけだろと思って始めたのですが、

CentOS6とCentOS7でかなり異なる点があり、

結構苦労しました。

 

まずはインストールから。

とりあえずyumでデフォルトレポジトリから取れるか試してみました。

が、予想通り失敗。

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なので、レポジトリを追加します。

cd /etc/yum.repos.d

vi nginx.repo(内容については、画像を参照下さい)

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では再びインストール

yum install nginx

今度は無事に入りました。

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インストールバージョンの確認。

1.6.0ですね。

※なお、本日時点で最新バージョンは1.7.3です。

 詳細は、http://nginx.org/でチェック下さい。

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続いて設定の確認。

/etc/nginx/nginx.conf

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/etc/nginx/conf.d/default.conf

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上記設定を見る限り、特に変更することなく使用出来そうです。

なのでコンテンツファイル(/usr/share/nginx/html/index.html)を少しだけ編集しました。

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さぁ、いよいよ起動と思ったのですが、

そうですCentOS7ではsystemdが使用されています。

調べてみたところ、

systemctl start nginx.serviceで起動出来ました。

 

なお、

systemdでは /usr/lib/systemd/systemディレクトリ配下にサービス毎の設定ファイルが作成され、nginx.serviceとはNginx用の設定ファイルとなります。

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nginxの起動確認

netstatがインストールされていなかったので、

lsofをインストールしたあと、それで確認しました。

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さぁ、次はファイアーウォール(iptables)ということで、

iptables -L。

しかし、やたらと出力が長くなっています。

CentOS6はもっとシンプルだったのに、、、、

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なので、iptables -Fとして取り急ぎルールを消しておくことにしました。

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その後、クライアントからアクセスすると、

無事にコンテンツが表示されました。

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今回感じたことは、CentOS7恐るべし!

今後もいろいろと調べなければならない事が多くなりそうな予感がしてきました。

 

 

 

nginxが試験範囲として含まれているLPICレベル2に興味がある方は、

こちらもどうぞ。

LPICレベル2は取得できる!!

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