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CentOS7をシングルユーザーモードで起動する方法

こんにちは、LinuCエバンジェリストこと、鯨井貴博@opensourcetechです。

Linusと一緒に写った画像

 

CentOS7をシングルユーザーモードで起動する方法です。

 

この方法を使う必要があるようなケースは、以下のような場合です。

・rootアカウントのパスワードを忘れてしまった

・起動エラー(以下の場合、SELinuxの設定起因)となり起動できない

f:id:opensourcetech:20200308000619p:plain

※以下は、起動途中でSELinuxの設定が間違っており起動できない状態です。

f:id:opensourcetech:20200308000636p:plain

 

 

まず、起動画面(GRUB2)のメニューが表示されたら、「e」をタイピングします。

※「e」は、edit(編集)の意味。

f:id:opensourcetech:20200308000701p:plain

 

すると、GRUB2の設定ファイル(/boot/grub2/grub.cfg)の内容が表示されます。

f:id:opensourcetech:20200308000705p:plain

 

この一部を変更します。変更箇所は、以下の赤で囲んだ部分です。

f:id:opensourcetech:20200308000710p:plain

 

それを、「rw init=/bin/sh」とします。

※通常ro(読み取り専用)で起動するところを、rw(読み書き可能)で起動し、sh(シェル)を起動させています。

 

なお、この操作中は英語(US)キーボードで認識がされるので、日本語キーボードを使用している場合「=」は「~」・「^」が書かれているところをタイプすれば入力できます。

変更後、下のメッセージに出ていますが、「ctrl+x」でCentOS7を起動させます。

f:id:opensourcetech:20200308000722p:plain

 

起動後、shでコマンド入力できるようになります。

f:id:opensourcetech:20200308000727p:plain

 

あとは、修正作業を行います。

以下はSELinux設定(/etc/selinux/config)を編集してますが、rootアカウントのパスワードを変更したい場合、passwdコマンドを実施します。

f:id:opensourcetech:20200308000732p:plain

 

設定修正後、「exec /sbin/init」を実行しCentOS7を通常モードで起動させます。

execコマンドの詳細は、こちらを参照ください。

f:id:opensourcetech:20200308000737p:plain

 

これで完了となります。

f:id:opensourcetech:20200308000742p:plain

 

 

 

 

 

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